あなたのインド知識はどのくらい?

(世界遺産登録順)
世界遺産には次の3種類があり、有形の不動産が対象となっています。
種類別世界遺産リスト登録件数は2007年7月現在、文化遺産660、自然遺産166、複合遺産25(合計851)
武力紛争、自然災害、大規模工事、都市開発、観光開発、商業的密猟などにより、その普遍的価値を損なうような重大な危機にさらされている遺産は、「危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)」に登録されます。2007年7月現在、危機遺産リストに登録されている世界遺産は30件。例えば、インドでは「マナス野生動物保護区」が危機遺産リストに登録されています。

インド最古の仏教美術が残る
大石窟群
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1983年 |
| 所在地: | インド中西部マハラシュトラ州、アウランガーバードの北東80km |
古代インドの仏教石窟で、紀元前2世紀頃から開窟が行なわれ7世紀頃まで続けられたインド最古の仏教遺産です。ワゴーラ川に面する崖に、全長約600mにわたって仏教絵画が残されています。又、ここには未完成を含め30の石窟があり、内部の仏像や構造は仏教寺院としては第一級で、美術的にもとても価値のある寺院となっています。特に6世紀の第1窟の壁画、菩薩像は見所といえます。
3つの宗教寺院のある
巨大石窟群
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1983年 |
| 所在地: | インド中西部マハラシュトラ州、アウランガーバードの北約20km |
古代インド3大宗教が7世紀から掘り続けた最大規模の石窟寺院です。南北2kmにわたって仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の石窟34窟が西に向いて並んでいます。11世紀(推定)まで長い歳月をかけて造られました。特にひとつの岩からなる第16窟のヒンドゥー教カイラーサナータ寺院はひとつの岩から造られた彫刻物としては、世界最大で、回廊、祠堂、彫刻などヒンドゥー教美術の宝庫である石彫の美術価値は特に見所と言えます。エローラ石窟は、インドの歴史の中でも仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教を比較できる意味でも石窟としても貴重な遺産です。

ペルシャ建築と
ヒンズー建築が混在する
防衛性のすぐれた城塞
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1983年 |
| 所在地: | インド北部ウッタル・プラデシュ州アーグラ、首都デリーの南東約180km |
ムガール帝国アクバル皇帝が1565年から建設を始めたムガール帝国の象徴的な城塞で、全長2.5kmの城壁の中には、2つの門と3つの宮殿、2つのモスク、庭園が残り、18世紀の初頭まで建設が続けられました。建築物としての価値、大理石で建造された謁見の門の美術的価値が見所と言えます。
また、アーグラ城は、第5皇帝シャー・ジャハーンが息子に幽閉され、この世を去った場所としても知られています。

ムガール帝国王妃の
白亜の霊廟
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1983年 |
| 所在地: | インド北部ウッタル・プラデシュ州アーグラ、首都デリーの南東約180km |
ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが最愛の王妃ムムターズ・マハールのために22年の歳月を掛けて1654年に完成させた白大理石の世界で最も美しい霊廟で、南北約560m、東西約300mの敷地にペルシャ式庭園、その中心には大きな泉水があり、その回りの水路に美しい白亜の霊廟が映し出されています。この建物自体は左右対称で中心部は高さ58m、大理石の中に宝石、貴石が散りばめられ、花ひとつにも64片もの貴石が使われています。象嵌や装飾物なども含めて建築全体がヤムナー河畔の真珠と言われています。

太陽神スーリヤを祀る
ヒンドゥー寺院
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1984年 |
| 所在地: | インド東部オリッサ州、コルカタの南西約360km |
13世紀に後期ガンガー朝ナラシンハ・デーヴァ1世がイスラム教徒との戦勝を記念して建てたと言われています。ここに祀られる太陽神スーリヤは7頭立ての馬車で天を駆けると言われ、幅165m、奥行き265mの敷地には、現在高さ39mの基壇と屋根を失った舞楽殿の遺跡のみですが、遺された像や彫刻から当時60mあったと言われる本殿の偉容も感じ取れます。

港町に残る
ヒンドゥー教寺院や彫刻群
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1984年 |
| 所在地: | インド南東部タミル・ナードゥ州、州都チェンナイの南約40km |
6世紀から9世紀に栄えたパッラヴァ朝の交易の拠点だった港町マハーバリプラムに建てられた様々な寺院群を指します。岩石寺院・石窟寺院・石積み寺院や岩に神話世界を浮き彫りした石彫があります。このパッラヴァ朝は東南アジア諸国と密接な交流があったため、このマハーバリプラムの港から、ヒンドゥー教寺院の建築様式や造形技術が伝播したと言われています。美術的には神話世界を描いた浮き彫りは見所といえます。

インドサイの生息地
| 遺産種別: | 自然遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1985年 |
| 所在地: | インド東部アッサム州、コルカタの北東約680km |
インド第2の大河プラマプトラ川のほとりの南側に広がる国立公園。地球で2000頭といわれるインドサイ最後の繁殖地として有名です。インドサイを保護するため、1974年に国立公園に指定され、常に密猟防止のパトロールが行われています。その他にも、トラ、インドゾウ、水牛、ペリカンなどが密猟から守られながら数多く生息しています。

ヒマラヤ山脈の麓の
野生生物の宝庫
| 遺産種別: | 自然遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1985年/危機遺産 |
| 所在地: | インド東部アッサム州、コルカタの北東約540km |
ヒマラヤ山脈の麓に広がるブータンと国境を接する丘陵地帯で湿潤な草原と落葉樹林、熱帯雨林などの多様な植生から成り立っています。ここは、珍しい野生動物、55種以上の哺乳類、450種をこえる鳥類が棲む熱帯雨林の生物保護区です。絶滅種と思われた世界最小のイノシシであるコビトイノシシなどの希少動物も含まれていて、ゲリラの戦闘などで一時危機にさらされた事で、「危機にさらされている世界遺産リスト」に加えられ、野生動物保護がさらに強化されています。

デリー南の野鳥の楽園
| 遺産種別: | 自然遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1985年 |
| 所在地: | インド北部ラージャスターン州、首都デリーの南約160km |
デリーの南約160kmに位置する湿地帯、東西約3km、南北約10km、総面積約29k㎡その大部分は沼沢地で構成されています。インドで最大のバードウォッチングエリアとして有名です。渡り鳥を含め多くの鳥が多数生息していて冬期には20万羽もの渡り鳥が飛来するといわれています。1956年には鳥類保護区に、1981年に国立公園に指定されました。現在、環境保全のために公園内への車の進入は禁止されています。

ポルトガルの拠点跡の
カトリック聖堂と修道院
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1986年 |
| 所在地: | インド南西部ゴア州、ムンバイの南約400km |
16世紀ポルトガル領時代に栄えた都市に残るヨーロッパ調のキリスト教建築物群です。キリスト教布教のために建てられた10余りの聖堂や修道院が残ります。中でもフランシスコ・ザビエルの遺体が安置されたボム・ジェズ聖堂は、ルネサンスとバロックの混合様式の聖堂で1605年に完成しました。またルネサンス様式のセ・カセドラル聖堂や聖フランシスコ修道院なども点在しています。

カーマスートラの彫刻群
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1986年 |
| 所在地: | インド中部マディヤ・プラデシュ州、首都デリーの南東約500km |
9〜13世紀に栄えたチカンデーラ朝の首都の建造物を指します。最盛期には80を越える寺院が建てられたといわれていますが、現在は東、西、南に25の寺院が残ります。寺院の外壁に彫られたインドの聖典「カーマスートラ」の世界を表現した彫刻、その中でもミトゥナ像は、ヒンドゥー教の性愛観を官能的に表しています。

ヒンドゥー教王国の
繁栄の象徴の建造物群
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1986年 |
| 所在地: | インド南部カルナータカ州、州都ベンガルールの北西約290km |
14世紀〜17世紀に栄えた南インドのビジャヤナガル王国の首都の建造物群を指します。1565年に北方イスラム連合軍によって破壊されましたが、南の宮殿地区には王妃の浴場や蓮の宮殿が残り、北の寺院地区にはビジャヤナガルの最高傑作とされるヴィシュヌ神を祀るヴィッタラ寺院が残ります。
1981年に20の寺院群と王宮跡が修復され、再生されました。

勝利の都と名づけられた
アクバル帝の城跡
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1986年 |
| 所在地: | インド北部ウッタル・プラデシュ州、首都デリーの南東約190km |
16世紀中頃、世継ぎに恵まれなかったムガール帝国第3代皇帝アクバルが聖者の予言後、3人の男子を授かった記念とグジャラート地方制圧を祝って、アーグラから都を移した城跡です。この都は、ヒンドゥー教とイスラム教の建築様式の融合が見られる建築様式ですが、水不足から、わずか十数年で都は放棄されています。

南北インド文化の混在地
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1987年 |
| 所在地: | インド南部カルナータカ州、州都ベンガルール(バンガロール)の北西約380km |
チャールキヤ朝第2の都で7〜8世紀に最も栄えました。その時代に建てられた8つの寺院のうち3つが南インド様式、5つの寺院は北インド様式と南北文化の混在した場所で、南北文化の特徴的な建築様式を比較できます。その中でも南インド様式の寺院建築は、エローラのカイラーサナータ寺院のモデルになったと言われています。

小島に造られた
ヒンドゥー教石窟群
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1987年 |
| 所在地: | インド中西部マハラシュトラ州エレファンタ島、ムンバイ湾内 |
ムンバイ湾内のエレファンタ島に残された古代ヒンドゥー教の寺院遺跡です。石窟は全部で7窟、破壊された石窟もありますが、様々な表情のシヴァ神や神話に基づく浮き彫りが見られ、古代ヒンドゥー教石窟彫刻の傑作の一つと言えます。特に第一窟は、シヴァ神に捧げられたもので、6世紀中頃の造営とされ、幅、奥行きとも約40mもあり、最大級の石窟です。

南インド様式寺院の傑作
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1987、2004年 |
| 所在地: | インド南部タミル・ナードゥ州、州都チェンナイ(マドラス)の南西約280km |
チョーラ朝ラージャラージャ1世が建立したシヴァ神を祀るプリハディーシュヴァラ寺院を中心とした寺院群で11世紀初頭から造営され、。南インド様式寺院の傑作といわれています。その巨大な寺院は高さ約60mの本殿を有し、当時の王朝の富と権力の強大さがうかがい知れます。

世界最大のデルタ地帯
| 遺産種別: | 自然遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1987年 |
| 所在地: | インド東部、西ベンガル州、州都コルカタの南東約60km |
ベンガル湾の北奥のデルタ地帯は、ヒマラヤ山脈の雪解け水が流れ込むガンジス川とブラフマプトラ川の土砂で形成されています。その肥沃な土砂は世界最大のデルタ地帯を自然豊かで多くの動植物の生息を助けています。その沿岸一帯に広がるのがスンダルバンス国立公園です。特に岸辺に広がるマングローブの林や多数の動物による珍しい生態系も見られます。特にベンガルトラの保護区として有名です。

ヒマラヤ山脈の
山裾の秘境
| 遺産種別: | 自然遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1988、2005年 |
| 所在地: | インド北部ウッタランチャル州、首都デリーの北東約330km |
ヒマラヤ山脈の珍しい高山生態系がみられる秘境です。ナンダ・デヴィ山を中心に広大な面積を持ち、谷、盆地があり植生も高山森林、灌木苔生地帯と様々な自然景観を有する国立公園です。花の谷国立公園は、その73%が万年雪と氷に覆われ27%が森林と草原で構成される希少な景観です。自然と共に絶滅が危惧される多くの野生動物が生息する地区で有名です。現在はその自然や生態系を守るため入山は制限されています。

アショカ王時代からの
大仏教遺跡
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1989年 |
| 所在地: | インド中部マディヤ・プラデシュ州、州都ボパールの北東約40km |
紀元前3世紀から後12世紀の長期間に建立された仏教遺跡で3つのストゥーパ(仏舎利塔)と祠堂、僧院などが小高い丘陵地に約50程残されています。特に第一ストゥーパは直径36.5m、高さ16.5mの最大規模で四方の塔門には、動植物、花の文様が精細な彫刻で装飾されています。このストゥーパの中核はマウリア朝のアショカ王時代(紀元前3世紀)にレンガ造りでつくられ、さらに、シュンガ朝時代に約2倍の大きさに拡張されて石造りになった事がわかっています。
ムガール帝国
イスラム様式の霊廟
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1993年 |
| 所在地: | インド北部、首都デリー |
ムガール帝国の第2代皇帝フマユーンの死後、王妃ハージ・ベグムが8年の歳月をかけて1565年に完成した壮麗なインド初の廟建築です。白大理石と赤砂岩が用いられたドームとペルシャの四分庭園形式は優美で華やかな外観となっていて、タージ・マハルの原型と言われています。この廟建築はインド初の建築様式でインドとペルシャの建築が見事に融合しています。
インド初のイスラム王朝建立の
モスクと尖塔
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1993年 |
| 所在地: | インド北部、首都デリー |
13世紀初頭、イスラム教勢力が初めて建立した建造物群でその中でも尖塔は、インドで最も高い石造建造物で高さ72.5m。内部には、379段の螺旋階段があります。本来はイスラム礼拝の呼び掛けのための塔ですが、ここでは戦勝記念的意味合いが強く、壁面にはイスラム聖典のコーランの章句が刻まれています。
標高2000mを走る
蒸気機関車
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 1999、2005年 |
| 所在地: | ダージリン・ヒマラヤ鉄道はインド北東部、西ベンガル州 ニルギリ山岳鉄道はインド南部タミル・ナードゥ州 |
ダージリン・ヒマラヤ鉄道は、インド北東部のニュージャルパイグリから標高2100メートルのダージリンを結ぶ山岳鉄道です。時速11kmで、全長88kmをトンネルなしで約8時間かけて走る蒸気機関車の鉄道です。その風景は絶景で、鉄道ファンにはとても人気のある山岳鉄道です。又、終点のウーティは、高原保養地で、インド3大紅茶のニルギリティーの産地でもあります。
釈迦が悟りを開いた菩提樹の
傍らに創建された寺院
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 2002年 |
| 所在地: | インド東部ビハール州、コルカタの北東約420km |
釈迦が悟りの完成を達成した仏教の最も重要な聖地です。その菩提樹と台座の傍らに、グプタ時代に造られたレンガ造りのマハーボーディー寺院があります。仏教の衰退と共に廃墟と化しましたが、19世紀に大改造され現在に残ります。現在も多くの観光客が訪れる最も有名な仏教遺跡です。
古代の生活を描いた
洞窟岩絵
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 2003年 |
| 所在地: | インド中部マディヤ・プラデシュ州、州都ボパールの南約40km |
古代から中世まで続く岩窟住居跡です。約600の洞窟があり、そのうち約400の洞窟には色鮮やかな壁画が残されています。様々な年代にわたって、一つの壁に描かれている壁画で主に日常生活や大型動物が中心です。1957年に発見されましたが、岩絵の正確な編年については現在も研究されています。
ムンバイのシンボル的駅舎
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 2004年 |
| 所在地: | インド中西部マハラシュトラ州ムンバイ |
インド最大の商業都市ムンバイのシンボル。壮麗な鉄道駅です。ヴィクトリア・ゴジック様式とインドの伝統建築を融合させた駅舎で、1887年のイギリス植民地時代にイギリス人建築家F.W.スティーブンスの設計によって建てられました。中央の塔は、ドームになっており頂上には、聖火と車輪を持つ巨大な女神像の彫刻が施されています。
各世代の遺跡が残る公園
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 2004年 |
| 所在地: | インド西部クジャラート州パンチマハール地方、ムンバイの北約420km |
先史時代の遺跡から初期ヒンドゥー文化の要塞、15世紀の都市遺跡など様々な時代の遺跡が点在しています。なかでも、16世紀前半に建てられたジャミ・マスジットは美しく精巧な彫刻が有名で後のインドのモスクの原型といわれています。初期ヒンドゥー文化からイスラム文化、ムガール帝国時代のインド文化の都市遺跡などを同時に見る事ができる貴重な公園です。
ムガール帝国の象徴である
赤い砦
| 遺産種別: | 文化遺産 |
|---|---|
| 登録年: | 2007年 |
| 所在地: | インド北部、首都デリー |
17世紀、ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建てられた壮大な建築物です。赤い砂岩で造られた城壁や城門から名づけられました。
隣接するサリームガル・フォートと共に登録され、ムガール帝国全盛期の建築で、特に宮殿はコーランの楽園を模してつくられ、貴賓謁見の間には「地上の楽園があるならば、ここである。」という言葉が刻まれています。